大宮アルディージャ 入場者数水増し 

日常的に観客数水増し　大宮、社長辞任へ(2010/10/19)

　Ｊ１大宮アルディージャの渡辺誠吾社長（５５）は１９日、さいたま市内で記者会見し、２００７年１１月からの主催試合でリーグの統一基準に反して水増しした不正確な入場者数の発表を続けていたことを認めた。

　渡辺社長は辞任する意向を示した上で、入場者数の計算を行っていたクラブ幹部２人を解任することを明らかにした。

　渡辺社長によると、ホーム競技場のＮＡＣＫ５スタジアム大宮が使用可能となった０７年１１月以降、幹部２人が着席状況やイベントの参加人数などを目算、推計し入場ゲート通過者に上乗せして公式入場者数を水増ししていた。

　Ｊリーグの基準では、観客数はゲート通過者と貴賓席などの特別席、車いす観戦者とその介助者のみを合算するとしている。しかし、幹部２人を含めてクラブ内でこの基準を認識していた者はいなかったという。０７年１０月以前の記録は残っておらず、不明とした。

　上乗せした人数は合計１１万１７３７人。０７年が２試合で４６９０人、０８年が２０試合で２万５８０９人、０９年が２０試合で４万８６１０人、ことしは１６試合で３万２６２８人だった。渡辺社長は不正に至った背景の１つとして「０９年までに年間観客動員３０万人」のクラブの目標達成があったことなどを挙げた。

2007/4/14発表

出典：J's GOAL

参考：大宮アルディージャ 公式サイト